賠償部分の大まかな比較です

 

《解説》

 

 賠償部分 では、対人臨費対物超過賠償責任を負わない時は対歩行者傷害について比較します。

 

(対人賠償、対物賠償)については、名称以外は今やほとんどの人が無制限にしていると思うので、ここでは取り上げません。

 

対人臨費」は対人事故で相手の方がお亡くなりになり、法律上の損害賠償責任を負担する場合にお支払いするものです。
対物超過」は対物賠償では補償されない、相手方の車の「時価額を超える修理費」を補償します。例を挙げると、ぶつけられたので修理代70万円を請求したら相手の保険会社から、本来あなたの車は20万円の価値(時価額)しかないので20万円しか払えないが、この特約が付いているのでプラス50万円の70万円お支払いします。という話になります。
「賠償責任を負わない時は」 は運転者が心神喪失等により法律上の損害賠償責任を負わない時の為にどのような対策をしているかということです。
対歩行者傷害」は対人賠償では補償されない、相手方の過失分も補償します。歩行中や自転車乗車中の相手の方との事故の時の相手の方の過失部分を含んだ損害額を支払うという特約が最近出てきました。

 

また、「対物超過」はいつまでに修理するという条件があります。
ほとんどの会社が6ヶ月ですが12ヶ月の会社も一部あります。
さらに自動セットかオプションかという違いもあります。

対人臨費(死亡時)

対物超過
限度額、ほか

修理完了まで 賠償責任を負わない時は 対歩行者傷害その他
東京海上日動 15万円 50万円、自動セット 6ヶ月 2022年1月改定 心神喪失等による事故の被害者損害補償特約の新設 なし
損保ジャパン 15万円 50万円、オプション 12ヶ月 なし
三井住友海上 なし 50万円、自動セット 6ヶ月 なし
あいおいニッセイ同和損保 20万円 50万円、自動セット 6ヶ月 有り、相手の過失分も払います
AIG損保 15万円 50万円または別の額のいずれか高い方、オプション 6ヶ月 有り、相手の過失分も払います
対人臨費(死亡時)

対物超過

限度額、ほか

修理完了まで 賠償責任を負わない時は

対歩行者傷害
その他

共栄火災 15万円

50万円オプション 2020年1月改定で自動セット
2023年1月改定より100万円に変更

6ヶ月 なし
日新火災 15万円

50万円、対物賠償に含まれる 
2021年1月改定対象がクルマ以外に自転車・建物・電柱・その他の財物に拡大して限度額も100万円に変更

6ヶ月 有り、相手の過失分も払います
対人臨費(死亡時)

対物超過

限度額、ほか

修理完了まで 賠償責任を負わない時は

対歩行者傷害
その他

セコム損保 なし 50万円、オプション 6ヶ月 なし
楽天損保 15万円 50万円、オプション 6ヶ月 なし
CHUBB(チャブ保険) なし 50万円、オプション 6ヶ月 なし
ソニー損保 15万円、3日以上の入院:5万円 50万円、対物賠償に含まれる 6ヶ月 なし
アクサダイレクト 10万円、20日以上の入院:2万円 50万円、オプション 6ヶ月 なし
対人臨費(死亡時)

対物超過

限度額、ほか

修理完了まで 賠償責任を負わない時は

対歩行者傷害
その他

三井ダイレクト損保 10万円 50万円、オプション 6ヶ月 なし
チューリッヒ保険 10万円、20日以上の入院:2万円 50万円または無制限(新車価格まで)、オプション 6ヶ月 なし
セゾン自動車火災 なし 50万円、オプション 12ヶ月 なし
SBI損保 なし 50万円、オプション 6ヶ月 なし
イーデザイン損保 15万円 50万円、オプション 6ヶ月 なし
JA共済 15万円 50万円、自動セット 6ヶ月 なし
こくみん共済coop なし 50万円、自動セット 6ヶ月 なし